ふたば通信

~令和3年度に向けて~ キックオフミーティング

桜の開花が3月から見ることができるという、暖かな日が続いていますが、依然として新型コロナウイルス感染症における影響が様々に続いております。令和3年度に向けて、令和2年度の保育・活動を振り返りながら、コロナ禍においての配慮と、保育の中で大切にしたいことをできる限り、両立させ取り組んでいきたいと思います。

さて、当園では、例年次年度に向けてこの春休み期間に職員と「キックオフ」ミーティングという、園内研修を行っています。

これは、園の理念・方針や当年度の目標などをチーム(園)で共有することを目的に実施をしています。

また、ワークを通して、チーム内で互いに意見を交流し、今回は、「本年度の園としての目標」を、今の社会的な背景と子どもの姿を思い浮かべながら、「生かせるよさ」と「課題」を考え、そこから「その方向に向かった子どもの育ち」を考える機会を持ちました。

また私たちのチームが、大切にしたいこと、これは意識して起こらないようにしていこうということも、意見を出し合い、合意を図りながらワークを進めていきました。

「子どもの主体性」が大切にされている近年ですが、子どもの周りにいるわたしたち大人が「主体的」であることも、大変重要な要素であると考えています。

「例年ある活動を例年通りに」ということでは、その年の子どもの姿に応じることができず、「自分事に引き寄せた学び」が子ども自身できなくなってしまう可能性が高くなります。

このように理念・方針・目標を共有する中で、「子どもの姿」の見とりを保育者間で対話する中で、「こうにちがいない」という決め付けではなく、様々な子どもの姿の情報を集め、そしてそれらに保育者が「育ちの解釈」・「育っていると考える根拠」を話し合いながら、考えることを大切にしていきたいと思います。

 

「子ども理解」には、正解やゴールがあるものではありません。しかし、園内研修や園内の会議を通して、ただの報告ではなく、職員間でも対話を重ねることで、チームとして子どもの姿を深く理解していくことにむかえるものと考えています。

令和3年度もお世話になりますが、皆様どうぞよろしくお願いいたします。