ふたば通信

一歩ずつ・・・ 子どものもつ力を信じるということ

4月9日(月)より始業式が始まり、平成30年度が本格的にスタートしました。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

初日の子どもたちの様子をご覧になられて、安心された部分、明日から元気に通ってくれるかなという不安な部分など、様々な思いを持たれたことと思います。

初めての環境で過ごす子どもたちの感覚はきっと私たちでいう「言葉もわからない見ず知らずの土地で過ごしている感覚」に近いのかもしれません。

はじめは、新しい環境に楽しみよりも戸惑い、不安、怖さなどの想いからスタートすることもあると思います。

私たちは、まず幼稚園生活のスタートとして、「幼稚園って楽しいところ」、「先生という信じることができる大人の人がいるところ」という思いをまず子どもたちにもってもらうことを、大切にしています。

「着替えができること」、「ご挨拶をきちんと言えること」、「決められた活動を行うこと」など、これらのことはもっともっと後にできたらいいなということだと考えています。

初めての環境に、泣いたり、弱音を言ったりしながらも、一日がんばって過ごしたこと自体が、子どもたちの成長であり、努力したことと考えます。

「泣いたっていいんだよ」・・・私たちは様々な子どもたちの想いを受け止め、幼稚園に来る楽しさ、先生とかかわる喜びを感じてもらえるよう、この大切なスタートの時期は臨んでいくつもりですので、どうぞご協力よろしくお願いいたします。

また、保護者の方の中にも初めての幼稚園での保護者生活を送られる方もおられると思います。

初めてほかのご家庭の子どもたちの様子をご覧になる方の中には、「うちの子どもより周りの子どもの方がいろいろできている」など、幼稚園に入園されたからこそ、見える部分や、ご不安を持たれる方もおられるかもしれません。

しかし、そんな時こそ「他者と比べずその子の成長を認めること」をぜひお願いしたいと思います。

「ここまでしかできていない」という評価ではなく、「こんなことに挑戦しようと努力したんだな」、「ここまでで成長したんだな」というように、プラスに子どもたちの成長をとらえていただくことや、「結果」ではなく、「過程」をぜひ見ていただき、子どもたちの成長を「一歩ずつ」感じていただけると幸いです。

子どもたちは自分で慣れない環境の中で何とかしようとする適応力を持っています。

私たち保育者をはじめ、周りの大人がその子どもたちが奮闘する活動を見守り、時に道筋や方向性を示し関与することで、子どもたちの自分で困難を乗り越える力は高まります。

その努力を今幼稚園のスタートで子どもたちは日々行っています。

しかしこれは毎日、かなりの頑張っていることになります。

ぜひ一生懸命過ごしてきた子どもたちを家庭で抱きしめ、「よく頑張ったね」という愛情いっぱいの言葉と、かかわりをよろしくお願いいたします。保護者の方の「明日につながる言葉」がまた子どもたちのがんばろうとする気持ちを高めるだけではなく、受け止められた安心感にも包まれ、気持ちがふっと和らぐと思います。

「一歩ずつ・・・」

幼稚園で一人一人の子どもたちが輝ける場となるよう、職員一同頑張ってまいります。